防犯カメラといえば欠かせないのがレンズです。
どんなに高性能な防犯・監視カメラを使用したとしても、設置環境にレンズが合わなければ最適な映像を撮影することができません。
防犯・監視カメラの設置場所に応じた最適なレンズ選びのためには、レンズの仕様もよく知ることが大事です。
防犯・監視カメラ用のレンズには、大きく分類して下記のような種類があります。
1.固定焦点レンズ
絞り・フォーカスは手動で調節できますが、焦点距離は固定されているレンズです。
2.ズームレンズ
焦点距離が可変でき、1つのレンズで画像の拡大率を選択できるレンズです。
電動ズームレンズの場合、制御器にケーブルで有線接続され、絞り、ズーム、フォーカスすべてを電動で制御します。
3.バリフォーカルレンズ
ズームレンズの一種です。
通常は手動で拡大率を2〜3倍可変でき、設置時に最適な画角をレンズ交換することなく調整できます。
4.ピンホールレンズ
レンズ径が1〜4mm程度と非常に小さいため、わずかに空いた穴からも撮影でき、周囲に気づかれないように撮影したい場合に適したレンズです。
5.自動絞りレンズ(オートアイリスレンズ)
上の1〜4について、被写体の明るさによって絞りを自動で調整(フォーカスは手動で調整)する機能の付いたものを特にオートアイリスレンズといいます。
DC駆動とビデオ駆動の2つの方式があり、現行のほとんどのカメラは両方の方式に対応していますが、カメラによっては片方のみ対応となっている場合もありますので、防犯カメラ選択の際は注意が必要です。
カメラ側で最適な絞りを検出、レンズへコントロール信号を供給することでレンズの絞りが駆動して、映像信号を安定化させます。
映像が鮮明に映ると言うことですね。
カメラから供給された映像信号から、最適な絞りをレンズが検出、映像信号レベルを一定の大きさに保つように絞りを作動させます。
レンズ選びの重要な要素の一つに焦点距離があります。
焦点距離とはレンズに平行に光を当てたときに、光がレンズを通過後、光軸上のある一点に集中するところ(焦点)から光軸上のレンズの中心部までの距離のことです。
この距離が短ければ短いほど広い範囲を撮影できる「広角レンズ」であり、長ければ長いほど遠くのものを大きく映せる「望遠レンズ」となります。
ただし撮影範囲はレンズの焦点距離だけではなく、カメラに搭載されている撮像素子(CCDやCMOS)のサイズの大きさによっても変わります。
Last update:2023/11/28