まずはカメラの設置点についてご紹介します。
玄関やロビー、そして集合郵便受けなどに防犯カメラを設置することは、来訪者の確認や不審者の侵入を早期に発見するのにとても役立ちます。
このような防犯カメラに合うものとしてはカプセルカメラやプレートカメラがあります。
カプセルカメラはドームカメラとも呼ばれる防犯カメラで、インテリアや雰囲気を損なわない防犯カメラとして最適です。
最近の防犯カメラだとわかりにくいデザインを持ちます。
一方プレートカメラというのは、平べったいプレート状の防犯カメラで、壁などに埋め込んでさりげなく監視をすることが可能な防犯カメラです。
海外の映画などでインターホンよく見かけます。
廊下、エレベーター、集会場、ごみ捨て場などはみんなが共有して利用するスペースになります。
このスペースに防犯カメラをつけることで、安心して共有スペースを利用することができます。
防犯カメラはカプセルカメラ(ドームカメラ)やハウジング一体型カメラなどが適しています。
ハウジング一体型カメラというとコンビニなどの店舗やデパートなどの施設内でよく目にするカメラで、本格派監視用の防犯カメラです。
屋外に防犯カメラを設置することは、不審者の侵入をすぐに発見したり、不審者が侵入する死角をなくしたり、車などのいたずらを防いだりするときに役立ちます。
広場や屋上などの屋外ではハウジング一体型カメラや屋外用カプセルカメラが適しています。
そして駐車場や出入り口にも同様です。
録画映像の扱いには住人のプライバシーを保護するのに十分気をつけましょう。
次に防犯カメラの映像の記録を紹介します。
ハードディスクレコーダーのメリットは市販されているビデオテープを使うタイプの記録装置と異なり、毎日のテープの交換の手間が必要ありません。
そのため、長期間家を留守にしているときなどにも役立ちます。
またデジタル録画なので、ビデオテープのような繰り返し録画による劣化の心配はありません。
そしてテープを保管するスペースも要りませんので便利です。
ハードディスクレコーダーを使うタイプは、現在の主流といってよいタイプになっています。
一昔前の一般的なタイプの録画形式です。
ビデオデッキタイプの録画は、特殊なビデオテープではなく市販のビデオテープを使用します。
防犯カメラの映像は毎日録画するのが一般的ですから、録画を繰り返していますと当然テープも劣化して画像も劣化していきます。
毎日テープの入れ替えを行う必要がありますので、ハードディスクタイプと比較して大きな手間がかかります。
主に記録方法としては以上の2つになります。
実はその他にも録画タイプに近いものはあります。
動画のように連続した映像としてではなく、その時々の瞬間を連写画像として記録するタイプがあります。
デジタルカメラ方式の防犯カメラです。
またポータブルタイプの防犯カメラの場合は、録画機器をつけることができませんので、防犯カメラに内蔵されているSDカードで記録するタイプがあります。
最後に防犯カメラの問題点について紹介します。
防犯カメラはコンビニ、スーパーなどのお店や商店街など、あらゆる場所に防犯カメラが設置されています。
このように私たちが訪れるいろいろな場所に設置されていますので、個人情報保護・プライバシーの保護の観点から問題になることがあります。
”個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン”によると、防犯カメラで個人を特定できる場合は、その特定できる本人に防犯カメラの使用を通知、または公表しなければならないといわれています。
ただし、防犯カメラで撮影される映像の使用目的が明らかであるとされる場合には、本人へ公表する必要はないとされています。
そのため防犯が目的で防犯カメラを使用する場合は、本人への通達は必要ないということになるのです。
防犯カメラをつけておけば安心というものではありません。
防犯カメラのデメリットもしっかり把握しておきましょう。
防犯カメラのデメリットとしては、まず防犯カメラの設置場所にあります。
防犯カメラでは天井などの高い場所に設置されるのが一般的ですので、カメラの映像は人間を上から撮影されます。
そのためうつむいていれば、「顔がはっきりと確認できないこともある」ということを覚えておいてください。
また、防犯カメラで確実に役立てようとするのなら、画像は鮮明である必要があります。
そのため高性能のカメラが必要となりますので、高額なお金がかかってしまいます。
さらに防犯カメラだけですべてを監視しようと考えれば、設置する台数も多くなりますので、防犯カメラ以外にも防犯のことをしっかりと対策する必要があると思います。
Last update:2023/11/28